「約束したもんっ!」


「だから何度も言っているじゃないか!今日はね、急なお仕事が入っちゃって遊園地行けないんだよ。」








 「ベーーー、そんなのきいてない!」








 「私だって何とかしようとしたんだよ・・・。」


「知らないっ!」








 「おねがいだから言うことを聞いて、ね?」


「・・・・・・・・・楽しみにしてたのに。」


 「・・・・・・・・・・・・・・。」


「・・・・・・・・・・・・・ぷんっ」


「そうだ!こうしよう!」


「?」








 「来週の日曜!おまえの誕生日だろう?その日にいっちばんおおきな観覧車のある遊園地行こう!」








 「ほんとっ!?」


「ああ!」


「ほんとにほんとー!?」








 「もちろんっ!」


「んー・・・じゃあ・・・・まってる!」




あと二枚、下書きのようなものがあるのですが、キリがいいので、というか疲れたのでとりあえずこのへんで。
また、暇を見つけて残りの二枚を描こうと思いますー

補足のようなものつけさせてもらうと、このおっさんは話してる女の子の父です。それと母はこの子を産んだ際に亡くなってしまい、今はいません。
二人は数週間まえにいっしょに遊園地に行く約束をしていたのですが当日になって父の仕事の関係で行けなくなってしまったのです。
ここからが私にとって重要なのですが、実際、父はこの日に休暇をとることができました。
ただ今月中、今日しかなかった休暇をどうしても来週の月曜、すなわち娘の誕生日の日にしてもらいたくてどうにかずらしてもらったわけです。
父は過去に一度も娘の誕生日をその日に祝ってあげられないことが悔しかったんでしょうね。
さらに娘のほうも父が毎年自分の誕生日の日は仕事で忙しいということは十分わかっているので、あえて父が休みの日にどこか行きたいと言っています。



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